フクちゃん、きのうは本当によく頑張りました
「犬を車に乗せて病院に連れて行く」
文字で書くと簡単なことですが、散歩にほとんど行かなくなったおじいちゃんわんこのフクちゃんを、今までほとんど車に乗ったことのないフクちゃんを、車に乗せて、初めて訪れる病院に連れて行って検査を受けさせる・・・のは、大冒険のように思えました。
まず車まで歩いてくれるかな。
車に乗せるとき、どうやったらいいかな。
抱きかかえて乗せるときに、手足やお腹は大丈夫かな。
病院の中に入ってくれるかな。
検査で怖がらないかな・・・
たくさん、不安なこともありました。
午前9時。父が会社を抜けて帰ってきました。
まず、車にどうやってのせるかについて相談した結果、フクちゃんを何とか車まで歩かせて、後部座席の足もとに乗せることにしました。
ペットシーツやタオルを敷き、水とエサ、車酔い予防のミントの葉っぱを用意。
寝ていたフクちゃんを起こして車まで・・・ドッグフードでおびき寄せる方法でなんとか歩いてくれました。
後部座席に先に私が乗り、これまたドッグフードでおびき寄せると、思ったより簡単に車の中に入ってきてくれました。
父が下半身を抱っこし、フクちゃんの体が完全に車に入ったのを確認して、父は運転席へ移動、母も妹も乗り込み何とかしゅっぱつ!
車の中ではやっぱり落ち着かず、窓の外の景色を見上げてキョロキョロ。
十数年ぶりのドライブだもんね。
体が緊張でこわばっていました。
「フクちゃん大丈夫やよ~」と話しかけたり、車酔いに効く(らしい)ミントの葉っぱを嗅がせてみたり・・・
それでも、意外にドッグフードをむしゃむしゃ食べる余裕?があったので、少しほっとしながら、やがて車は病院へとうちゃく!
ここは何度か往診に来てもらっている先生の病院です。
父に抱きかかえられて車から降りたフクちゃんは、駐車場でおしっこを済ませてから病院の中へ。
意外にすんなり入ってくれました
待合スペースでお水をたっぷり飲んで、おとなしく順番を待ってから診察室へ。
歩みはゆっくりですが、これまたすんなり入ってくれました。
えらかったね!フクちゃん
先生がフクちゃんを抱えて診察台へ。
数年前に違う病院で診てもらったときは、この診察台にのるのをすごく怖がってかわいそうでしたが、今回はおとなしくしていました。
フクちゃん、ほんとに良い子だったね
まずは体重を測定。なんと27キロ・・・!
前に病院に来たときより、7キロ近く増えていました
痩せないと・・・家族全員で改めて痛感。
そして採血。
「フクちゃん、えらいね~!よーしよーし!」痛がるかなぁと心配で、フクちゃんの頭をなぜながら話しかけていましたが、フクちゃんはまったく痛がることも怖がることもなく、無事終了。
ほっ。えらかった、えらかった
次はレントゲン。
ずっと付き添えると思っていたのですが、ここでいったんフクちゃんを先生に預けなければいけませんでした。
家族で相談してあまり怖がるようだったらやめてもいいです、ということを先生に伝えて、フクちゃんを預けました。
先生におとなしく抱えられて別室に行くフクちゃんを見ていて、なんだか切なくて、胸がきゅーんとなって、涙があふれました。
しばらくして、無事レントゲンを済ませて(ついでにおしっこも済ませて)フクちゃんが戻ってきました
一時間後に再び採血をしないといけないので、それまで待合室でみんなで待つことにしました。
フクちゃんは落ち着かない様子でしたが、そのうち疲れて横になって寝ていました。
待合室には、犬、猫、そしてハムスター、おまけに亀!もいました。
この病院には、犬と猫以外の動物も診てくれる先生がいるのです。
健康診断(!)のためにハムスターと亀を連れてきていたのは、お母さんと小学校高学年くらいの女の子。
亀は女の子が夜店で釣った亀で、ハムスターも亀も、女の子がひとりで頑張って世話をしているのだそう。
お母さんは「お金ばっかりかかって困りますわ~」と話されたいましたが、小さな動物の面倒をきちんとみる優しい娘さんのことを、頼もしく思われているのが良くわかりました。
最近19年飼われていたシーズーをなくされたそうで、寝ているフクちゃんを見ながら「あの子に見えますわ~元気になってね」と、優しい声をかけて帰って行かれました。
シーズーとフクちゃんではかなり見た目が違うけれど、それでも、年老いたわんちゃんが寝ていた姿とフクちゃんの姿が重なったんだろうなぁ



近所の野良猫を病気の治療のために連れて来ていた女性もいました。
相変わらず捨て犬や捨て猫が絶えない、動物に優しいとは言えない世の中だけど・・・こんなに優しい心をもった方々も、たくさんいらっしゃるんだなぁ
血液検査の結果は、肝臓の数値が前より高くなっていました。
けれどレントゲン検査では、心配していた腫瘍は見当たらず、お腹に水がたまったりしていることもありませんでした。
ということから考えられるのは、ホルモンの病気で、甲状腺か副腎に病気があるかもしれないということ。
甲状腺ならまだ治りやすいけれど、副腎のほうだと治りにくいそう・・・
食欲があること、お水を大量に飲んでたくさんおしっこをすること、筋肉が弱っている、という症状は、副腎の異常の可能性が高いようにも思うので、少し心配です。
結果が分かるのは一週間後です。
すべての診察が終わったフクちゃんは、病院の外にでるといつもより早い足取りで少し歩きました。
「も~疲れた!早く家に帰ろうよ!」という気持ちだったんだろうなぁ。
慣れない車に乗って、初めての病院に行って、何度も採血して、初めてのレントゲンを受けて・・・相当なストレスと体力消耗だったと思います。
今回フクちゃんはフクちゃんはほんとうに、ほんとうによく頑張りました。
けれど、今後頻繁に病院に行くのは老犬のフクちゃんにはきついと思います。
今回いろいろ診てもらった結果をふまえて、できるだけフクちゃんの心身に負担がかからない方法で、食べ物にも今まで以上に気をつけたり、家族で相談し、役割分担しながら、気持ちもできるだけのんびりと、ゆっくりと、フクちゃんのことを見守っていきたいと思います


フクちゃん、一緒にのんびり、ゆっくりね
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